CD Import

Sym, 6: Furtwangler / Bpo (1938)+wagner

Tchaikovsky (1840-1893)

User Review :2.5
(7)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
8110865
Number of Discs
:
1
Label
:
:
International
Format
:
CD

Product Description

ついにNAXOSからフルトヴェングラー登場!
ベルリン・フィルとの『悲愴』&『トリスタンとイゾルデ』〜「前奏曲と愛の死」

フルトヴェングラー芸術のパラドックスは、作品の構造を顕わにすることの名人である一方で、同時に、どの演奏でも自然が生成するように、今生まれたばかりのような外観を呈するところにありました。
 フルトヴェングラーは生涯を通じて、『あらゆる指揮者の中で、最も深遠で意を満たすワーグナー指揮者』という名声を得ていました。『トリスタンとイゾルデ』からの『前奏曲と愛の死』の録音では、この20分足らずの曲の中で、緊迫したドラマティックな雰囲気が創造されて解決に至ります。この演奏に匹敵するものは僅かで、凌駕するものは存在しません。
 痛切な演奏で開始されるチャイコフスキーの『悲愴』と共に、レコードの歴史に輝く重要な二つの録音が新しい復刻CDとして登場します。


マーク・オバート=ソーンによるプロデューサー・ノート

今回の復刻ソースとして、『悲愴』のために戦前の米ビクター“ゴールド・レーベル”SP4セットと、英国HMV1セットから最も状態の良い盤と面を選び出し、『前奏曲と愛の死』のために、米ビクター“ゴールド”4セットと、仏ディスク・グラモフォン1セットから選んだ。いくつかの傷はマスター録音に起因するものであり、ひどく目立つもの以外は取り除かずにおくことにした。アッチェレランドのかかる箇所(『悲愴』第1楽章展開部など)で時折聞かれるリズムを取るような、繰り返される雑音は、物がぶつかる音ではなく、フルトヴェングラーが音楽に合わせて踏み鳴らした足音であるように思われる。


■チャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』
 1938年10-11月 ベルリン、ベートーヴェン・ザール
■ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』より『前奏曲と愛の死』
 1938年2月11日 ベルリン、ベートーヴェン・ザール

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルハーモニー

Customer Reviews

Read all customer reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
☆
☆

2.5

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
2
★
★
☆
☆
☆
 
1
★
☆
☆
☆
☆
 
2
★
★
★
★
★
演奏は戦前、メンゲルベルクと並び称された...

投稿日:2013/01/21 (月)

演奏は戦前、メンゲルベルクと並び称された名演であることはいうまでもない。フルヴェンらしく構成を意識しつつも流れに従いテンポは大きく揺れ動き、ベルリンフィルのサウンドは漆黒の暗さだ。まるでドイツの作曲家の作品のようだ。録音場所の長い残響が幻想的な雰囲気をかもし出す。戦時中、戦死した詩人や、運良く生還した某マスコミ企業グループの会長ら知識層の青年たちが出征するとき、これが最期と涙して聴き入った音楽がおそらくこの演奏だったのだろう。復刻は確かに針音をカットしたもので異論もあろうが、本家のEMI盤よりはまだましではないかと思われる。SPのテイストを生かした生々しさを追求するならやはりGlandslamが良く、そちらを聴くべきだと思う。

eroicka さん | 不明 | 不明

0
★
★
★
☆
☆
2009/1に本盤へのレビューとして「OKランク...

投稿日:2011/12/31 (土)

2009/1に本盤へのレビューとして「OKランク」確保をしていた者で、若干当時のレビュー文中私自身演奏タイム上1951年演奏分とボタンのかけ違いをしていた節がありますのでデータ的なものを追記して整理させていただきます。先ず本盤は1938年フルトヴェングラー52歳の爛熟期におけるチャイコフスキーの名演であり演奏タイムは@20’09A8’48B9’17C10’18と先のレビューの「短い」というより1951年演奏分(@19’44A9’19B9’49C9’42)と比べたら中二楽章が若干短いというだけの事であります。私の個人的好みはいろいろの盤はありますが1951年演奏の方に「おどろおどろ」したものをより感じる点で惹かれてはおります。なお、本盤併録のワグナー「トリスタンとイゾルデ」の「前奏曲と愛の死」も1938年BPOを振っての演奏でその演奏時間(11’13+6’57)内の「ウネリ」の起伏はチャイコフスキーがあくまでドイツ型だったのに比しドイツ本領を発揮したものと思えます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

0
★
★
★
☆
☆
以前私はこのフルトヴェングラー指揮の「悲...

投稿日:2009/01/06 (火)

以前私はこのフルトヴェングラー指揮の「悲愴」をその辺の廉価盤で求め録音年代も元々古いことからそう苦もなく聴いてそれなりの感激をしていました。しかし何れのCD盤もソース次第で作曲者がppppppとかfffffとか指定した強弱記号の烈しい感情起伏がどの程度再現されているかは別として比較的演奏タイム的には短いフルトヴェングラーの場合その間の若干こもった様な音質強奏にも凝縮された当時のドイツ系指揮者の一つの「悲愴」スタイルが聴かれ私には貴重な記録として先ずOKランクを確保しておきます。

一人のクラシックオールドファン さん | 芦屋 | 不明

0

Symphonies Items Information

Recommend Items